北陸修旅の魅力PR 


2020年度に誘致へ 東京で説明会

 
 北陸での修学旅行をPRする旅行会社向けの説明会が3月13日、東京都渋谷区のJR東日本本社ビルで開かれた=写真。主催は富山県、石川県、福井県、JR西日本金沢支社、北陸経済連合会。2020年度の修学旅行の誘致に向けて、観光素材を紹介するプレゼンテーションや商談会が行われた。

 北陸3県の自治体や観光協会、宿泊施設、観光施設など約70人が参加。旅行会社は、首都圏の9社の教育旅行担当者約70人が来場した。

 主催者を代表してあいさつした富山県首都圏本部の稲場実副本部長は「北陸を修学旅行先として見た時、さまざまな文化施設、豊かな自然、ものづくり産業から成る産業観光、伝統と歴史ある街並み、農家民泊や漁家民泊などの魅力がある。北陸の魅力を一体となってご提案していきたい」と述べた。

 JR西日本営業本部の水田雅博担当部長は「北陸の修学旅行誘致のポイントは三つある。一つは北陸3県の連携。さまざまな魅力がそろい、まとまって情報発信している。二つ目はJR西日本とJR東日本の連携。輸送面、販売面でしっかり連携をとっていく。そして三つ目が、旅行会社と地域、JRの連携だ。旅行会社に力添えをいただき、一人でも多くの学生に来てもらい、学んでいただきたい」と述べた。

 北陸3県のプレゼンテーションでは、特にお薦めの観光素材が紹介された。石川県は、加賀温泉郷の旅館で接客のプロからおもてなし、作法、マナーなどを学ぶ「おもてなし教育プログラム」など。富山県は、地域の伝統工芸、鋳物のメーカー、能作(高岡市)で工場見学、作業体験ができるキャリア体験など。福井県は、森のテーマパーク「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」(池田町)での林業体験や、ゲーム、課題解決活動を通じたチームビルディングなどをPRした。


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